つみたてNISAの3つのメリットと2つのデメリット

つみたてNISA(積立NISA)を始める上で、そのメリットとデメリットは気になるところです。
初心者の方にこれだけは覚えておきたいポイントを解説します。

メリット1

つみたてNISAのメリット1

投資で得た利益は約20%の税金が取られるけどつみたてNISAは取られません!

通常、金融商品を売るときに得られる利益や、金融商品の収益から投資家に還元される分配金・配当には、約20%の税金がかかります。しかし、つみたてNISAを利用する場合、その税金がかかりません。
※復興特別所得税は考慮しておりません。

通常投資とつみたてnisaの違い

メリット2

つみたてNISAのメリット2

金融庁お墨付きの金融商品が少額から投資できる!

「いきなり大きな額での投資はコワい……」という方、ご安心ください。つみたてNISAでは、少額からコツコツ積み立てるという、安全性のある投資を行います。

また、通常の投資なら、数多くある金融商品から自分で選ばなければならないという手間がかかりますが、つみたてNISAの場合、金融庁が公表する厳しい条件をクリアした商品(投資信託・ETF)を選ぶだけでOK。金融庁の条件に該当する投資信託は約50本。「金融庁が認めた商品」なので安心感がある上に、選ぶ本数も少ないのは、初心者の方にやさしいですね。

金融庁お墨付きの金融商品

メリット3

つみたてNISAのメリット3

税金ゼロの期間が20年も!初心者・若い世代などこれから始める人は断然お得に

既にある現行のNISAの場合、税金がゼロとなる投資金額の枠が年間120万円、投資できる期間が5年まで、最大投資金額は総額600万円(=120万円×5年)です。

一方、つみたてNISAだと、税金がゼロとなる投資金額の枠が年間40万円、投資できる期間が20年まで、最大投資金額は総額800万円(=40万円×20年)となっています。

投資金額の年間枠こそ現行のNISAのほうが大きいですが、投資できる期間が長く、税金がゼロとなる最大投資金額が大きいのは、つみたてNISA。初心者や若い世代など、これから投資を始めたい人にお得な制度といえます。

つみたてNISAと現行NISAの比較
  • 注意
  • つみたてNISAは現行のNISAとの併用ができない。
    各年において、つみたてNISAにするか、現行のNISAにするか、どちらかを選ぶ必要がある。

【ちなみに…】利用できる投資金額の枠に制限アリ!

つみたてNISAの税金がかからない投資金額の枠は年間40万円となっていますが、この使い方には制限があるので注意が必要です。

余った枠を翌年に持ち越すことはできません

例えば、2018年に投資した金額が30万円で、枠の残りの10万円が使いきれなかった場合、翌年2019年にその10万円をプラスして投資することはできません。

枠を使い切った後の再利用はできません

例えば、2018年に枠いっぱいの40万円を投資した後、30万円に値下がりした場合、10万円分の枠が空いたので利用できるかというと、それは認められません。

デメリット1

つみたてNISAのデメリット1

「損益通算」が利用できない…

つみたてNISAの専用口座で投資したときに出た損を、他の口座(特定口座、一般口座)で投資したときに生じた利益と相殺する「損益通算」ができません。

損益通算とは?

具体的に金額で解説しましょう。

通常の口座でAという投資信託で20万円の利益が出て、Bという投資信託で15万円の損が出た場合は、損益通算ができ、合計の利益は5万円(=20万円-15万円)になり、この額に約20%*の税金がかかります。

しかし、つみたてNISAで投資した投資信託で15万円の損が出ていて、他の口座で投資した投資信託で20万円の利益が出た場合、損益通算はできません。20万円の利益に対し、約20%*の税金がかかります。

*復興特別所得税は考慮しておりません。

デメリット2

つみたてNISAのデメリット2

「繰越控除」が利用できない…

通常、投資で損が出た場合、確定申告をすれば、その損を最大3年間繰り越すことができ、繰り越した年の投資で出た利益から控除(差し引くこと)ができます。ですが、つみたてNISAで損が出た場合、この繰越控除は利用できません。

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